たとえば,ホンダがそうであるように,ソニーがそうであるように,日本人が誇りに思える企業はいくつかあるかもしれない。そのなかに,セガの名前が刻まれる日が,来るかのような意気がある,E3。
10日から,テレビゲーム業界最大の見本市エレクトロニック・エンターテインメント・エキスポ(E3)が開催されている。まもなく発売となるソニー・コンピューター・エンターテインメントのプレイステーション2北米版の発表,大々的なお披露目となるマイクロソフト社のXボックス,次世代機の期待を高める任天堂,そして,ゲームタイトルの評判が高そうなセガ,さらにPCゲームと,話題は尽きない。
プレステ2が(問題を起こしながらも)順調に軌道に乗ったソニーは,国内では怖いものなしとなっている。だが,米国ではまだ勝負付けはすんでいない。10月発売のプレステ2(Impress PC Watchの記事)への期待感は,ドルフィンやXボックスより断トツにあるというわけではなく,先手のセガの充実ぶりの方にも目が行きそう。
そのセガは,ソニックアドベンチャー2を発表(セガのウェブページ)。より米国人向けになってそうな感じがするのは…気のせい?。また,今年中に発売が予定されている完全ネットワークRPG「ファンタシースター オンライン」の画像,動画も掲載(セガのウェブページ)。コンシューマーネットゲーでのアドバンテージを築けそうだ。国内ではプレステに押さえ込まれている形だが,それは国内市場が言い様のない閉塞感に包まれているせい,…の気もする。打ち破るのは,世界からの返り討ち,かもしれない。世界での勝算確率は,まだまだ高い。ファンタシースター オンラインでいち早く地球規模でのゲームを模索しているのだから,それくらいの気高さを見ていたい。
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